トイレ介護の失敗を減らす排泄予測機器DFree
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個人(障害・子ども)のお客様事例

DFreeでトイレの空振りが0回の日も! ”わかる”ことで介助のストレスが減りました

利用者情報

女の子

女性12歳)

脳性麻痺/肢体不自由、知的障がい

排尿予測デバイスDFreeは年齢問わず、さまざまなケースでお使いいただいています。使い方は多様なため、実際にどのように生活の中で導入いただいているのか、ぜひ知っていただけましたら幸いです。

今回はDFreeを生活に導入した理由について、中学2年生の女の子を育てるK.Oさんにお伺いしました。

K.Oさんファミリーのケース

  • 年齢:中学2年生の女の子
  • 疾患:脳性麻痺
  • 通っている学校:特別支援学校
  • 利用している福祉サービス:放課後デイサービス
  • 障がいの程度
    • ・体幹機能障がい(肢体不自由)で立位不可
    • ・言語コミュニケーションは簡単な返事程度

DFreeを導入した理由は「トイレの成功を増やすため」

DFreeを導入したきっかけは何だったんでしょうか?

最初にDFreeを知ったのは子どものための福祉機器展「キッズフェスタ」のブース出展でした。その時はパンフレットをもらって家に帰ったのですが、もしかしたらトイレの誘導や介助の際に使えるかも?と思い、まずはお試しに申し込みました。

その時は何に困っていたんですか?

本人があまり尿意を感じることができなくて、たとえばオムツが濡れていても不快に感じないんですよね。

嬉しい、楽しいなどを声で表現することはできますが、トイレのコミュニケーションを理解してもらうのも難しいので、尿の溜まり具合がわかると聞いたときに「もしかしたらこれが使えるかも?」と思いました。

あとはトイレの空振りも多かったので、解決できるといいなと思っていました。

やっぱり、トイレで今したいのかしたくないのか、出るのか出ないのかがわからないのはストレスがかかりますよね。あと、トイレを待っている時間も苦痛を感じることがありました

DFree以外にも何か改善のためにお試しされたことはありますか?

PTやOTの先生など専門家に相談してみることはあったのですが、だいたいが「時間を決めて習慣化」ということになることが多かったので、習慣づけなんだろうな、という印象で時間でのトイレ誘導を頑張っていました。

DFreeを使う上で心配だったことはありますか?

マスクや眼鏡でも障がいのある子だと感覚過敏な子どもも多いので、自分で嫌になって剥がしちゃうんじゃないかな、というのは一番最初にありました。ただ、初回のお試しの時に社員の方が簡単な説明をしてくれて「それならつけられるかも?」と思ったのでチャレンジできました

実際に使い始めた後も、位置の調整やそろそろ通知のレベル設定などはサポートいただいています。

介助タイミングの目安にDFreeを利用

DFreeを導入する前はどのようにトイレをしていたんですか?

基本的なトイレの方法としては、時間を決めてトイレに連れていく方法をとっています。自宅では、私がいつもトイレに抱っこで連れていくスタイルで、学校などでも先生が時間を決めてトイレに連れていって座らせる、ということをしてくれています。

おしっこの前と後でも特に知らせはないので、いつおしっこが出ているのかは全く読めない感じでした。たまに動作が止まっていると、あれ?今してるかな?というかんじです。

時間は1日どれくらいでトイレ介助をしていたんですか?

1日にトイレに行く回数は8〜9回くらいですね。

タイミングがあえば1日で最高4回ほどトイレが成功する時もありましたが、もうそれは年に数回あるかないか、という程度で。だいたい1日に1回から2回成功する程度でした。1回も成功しない日もあります....!

かれこれ13年くらい、トイレについて悩んでいました。

DFreeを活用してみて実際に困りごとは解決しましたか?

実は1日で全てのトイレに成功した日があったんです。本当に「そろそろですよ」とDFreeから通知された時にすぐにトイレにいけば成功するんだな、と感動しました

成功率があがったのは一番嬉しいポイントです。

介助しはじめてからも、トイレに座ってから結構早いタイミングでおしっこができています。DFreeを利用する前は、トイレに座らせてもおしっこが出なくて「もういいや、またトイレしようね」って立ち上がった瞬間におしっこしてしまって全部服を着替えなければいけないということもよくあって。

全く出ないのであれば切り上げられるし、溜まってればもうちょっと待とうと思えるのは全然体験が違いました。

今後の目標はコミュニケーションしながらのトイレ

DFreeを使いながら、今後こうなったらいいな、と思うことはありますか?

いまは自宅はもちろん、学校や放課後デイサービスでもコミュニケーションをしながら、トイレをできるようになるのが目標です。

現状はあまり理解をしてないかもしれないですが、「今からトイレに行きます」と声かけをしたり、絵カードやトイレの写真を見せたりしてからトイレに行っています。見通しを立てて、心の準備をさせてから行くよ、という流れでやってみています。

あとは、夏遊びも好きな子なので普通の海やプール、温泉を楽しめるようになるかも、というのは期待しています。オムツのままだと利用ができないことが多いので、そういった遊びも短時間でも楽しめるようになったら嬉しいです。

少しでも尿が溜まっている感覚を理解して、行動範囲も増えると嬉しいですね

はい、今はトイレで成功を重ねることでオムツが濡れている時間が短くなり「濡れてるのが不快という感覚をつけてくれるといいな、と思っています。

DFreeを取り入れることで尿意を感じて、意識できるようになったら嬉しいです。理想は、DFreeがなくても、おしっこしたいと自分からアピールできるところまでいけたらいいな、と頑張っています。

トイレの習慣づけや介助タイミングの目安にDFreeをご活用いただいているK.Oさん。トイレが”わかる”ことで、行動範囲が増えていったり、トイレを理解できるようになることをDFreeチームも応援しています!

DFreeのお試しはこちらから