排尿予測デバイスDFreeは年齢問わず、さまざまなケースでお使いいただいています。使い方は多様なため、実際にどのように生活の中で導入いただいているのか、ぜひ知っていただけましたら幸いです。
今回は小学1年生の男の子を育てているMさんにお話をお伺いしました。
Mさんのケース
- 年齢:小学1年生の男の子
- 疾患:稀少遺伝子異常、早期乳児てんかん性脳症
- 通っている学校:特別支援学校
- 利用している福祉サービス:放課後等デイサービス、居宅介護
- 障害の程度
・身体障害者手帳1級で寝たきり
・療育手帳最重度
おしっこがでにくい時があり導尿のタイミングに悩んでいた
これまで、どのようにトイレをしていたのですか?
基本的にはオムツ排尿です。もともとの病気や薬の影響からか、2年ほど前から自分でおしっこを出すことができない時があり、そのようなときは導尿で対応しています。基本的に朝1番のおしっこは出ないので導尿して、昼間はオムツ排尿でした。
その時は何に困っていたんですか?
自分でおしっこが出せるときと、なかなか出ないときがあって困っていました。基本的に昼間は自力で排尿できていますが、体調によっては日中も出づらいことがあり、導尿するタイミングに悩むことが多かったんです。導尿は本人にとっては痛みを伴いますし、不要な導尿は感染リスクも気になるのでなるべくしたくない気持ちがありました。ですが、おしっこが溜まりすぎるのも膀胱にとっては良くないので、溜まりすぎないうちに導尿で出してあげたい気持ちもあって。今すぐ導尿した方が良いのか、もう少し待てるのかわからなくて困っていました。また、自分でおしっこが出せても1回の量が少なく、残尿があるのではないかと心配になることもありました。
おしっこの溜まり具合がわかることで安心感につながった
DFreeを導入したきっかけは何だったんでしょうか?
疾患児のための情報サイト「ファミケア」でのアンケート企画でDFreeを知りました。最初はトイトレのための機械だというイメージが強かったので、我が家では使うことはできないかなと思っていましたが、導尿に使っているケースがあることを知って興味を持ちました。おしっこの溜まり具合がわかれば、導尿のタイミングを図るのに役立つかもしれないと思い、お試しをすることにしました。
DFreeをどのように使用していますか?
朝の導尿の後に装着して、学校や放課後等デイサービスでも使ってもらっています。お風呂の前まではずっとつけていますね。寝る前におしっこが出ていなかったらスポット尿測定をして、溜まっていたら導尿をしてから寝ています。
おしっこが溜まったタイミングでお腹をマッサージすると、自分で出しやすいようで、学校では「そろそろ通知」が鳴ったらお腹のマッサージをしてもらい、排尿できています。
DFreeを活用してみて実際に困りごとは解決しましたか?
これまでは前回の排尿からの経過時間やお腹の張り具合で導尿のタイミングを決めていて、たまにおしっこが溜まりすぎている時もあったのですが、DFreeがおしっこの溜まり具合を教えてくれることで、お腹のマッサージなど意識的にかかわることができるようになったと思います。その結果、以前より昼間の排尿回数が増え、おしっこが溜まりすぎることが少なくなりました。おしっこが出ないときも必要なタイミングで導尿できるので親子ともに負担感が減りました。学校や放課後デイなど、親の手を離れているときでも同じように対応してもらえるので安心です。
客観的な指標ができたことは支援者にも大きなメリット!
DFreeがおしっこの溜まり具合を教えてくれるので仕事に集中できます
その他にどのようなメリットがありましたか?
DFreeによって、おしっこの溜まり具合を共通認識できる客観的な指標ができたのは、家族以外の支援者の方々にとっても大きなメリットだと思います。看護師さんや学校の先生からも、DFreeの使用がケアに役立っていると好評です。また、家でDFreeを使用することで夫が率先してケアに参加してくれるようになりました。バタバタと日常を過ごしていると、気づけば前回の排尿から時間が空いてしまっている…ということがあったのですが、今はDFreeがおしっこの溜まり具合を教えてくれるので、夫も気づいてお腹をマッサージしたり、導尿したりしてくれるようになりました。これは思ってもみなかった変化だったので、嬉しかったですね。
導尿のタイミングをはかることにDFreeをご活用いただいているMさん。おしっこのお悩みが解決し、負担が減って良かったです!
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