排尿予測デバイスDFreeは年齢問わず、さまざまなケースでお使いいただいています。使い方は多様なため、実際にどのように生活の中で導入いただいているのか、ぜひ知っていただけましたら幸いです。
今回はDFreeを生活に導入した理由を、小学校2年生の子どもを育てるY.Uちゃんのご家族にお伺いしました。
Y.Uちゃんのケース
- 年齢:小学校2年生の7歳の女の子
- 疾患:先天性疾患による体幹機能障害(障害等級2級)
- 通っている学校:肢体不自由の特別支援学校
- 利用している福祉サービス:放課後デイサービス
- ・歩行や座位保持が困難
- ・発話ができないため言語コミュニケーションが困難
- ・てんかんあり
DFreeを導入した理由は「トイレに連れて行っても出ない”空振り”の改善」
DFreeを導入したきっかけは何だったんでしょうか?
DFreeを知ったきっかけは、子ども用福祉機器展「キッズフェスタ」です。DFreeのブース前を通りがかったときにお話を聞いて、ちょうど排泄について悩んでいたので「すごく使えそう!」と感じて導入を決めました。
その時は何に困っていたんですか?
言葉を話すことができないので「トイレに行きたい」という意思が読み取りづらくて、トイレに連れて行ってもおしっこが出ないことに困っていました。
体幹機能に障がいがあるため、トイレに座るときには支えていないといけないんです。20kgもある子どもを腕で支えながら待つことは結構大変で、5分が限界でした。
5分間頑張って支えてもおしっこが出なくて、オムツを履いたらすぐに出るということもあり、精神的にも負担を感じていました。
DFree以外にも何か改善のためにお試しされたことはありますか?
おしっこが漏れてしまわないようにオムツは試行錯誤しましたね。
サイズが難しい年齢で、 赤ちゃん用のBigより大きいサイズだとちょっと小さくて、ジュニア用だと大きくて、ジュニア用のオムツの中にさらにパットを入れて漏れないようにしています。でもその分かさばるので、夏は特に暑くて蒸れるんですよね。
あとは、これから座椅子型のトイレを購入しようと思っています。
DFreeを使う上で心配だったことはありますか?
DFreeを着けることに対して「子どもが気になったり、嫌がったりしないかな?」という不安はありました。
使ってみると、うちの子の場合は全然気にすることなく着けてくれたので、安心して使えました。
トイレ誘導にDFreeを利用
DFreeを導入する前はどのようにトイレをしていたんですか?
基本的にオムツでしてしまうことが多いです。
学校ではトイレでできることも多いそうなんですが、自宅ではトイレに連れて行ってもタイミングが合わず、オムツでしてしまうことがほとんどでした。トイレが成功するのは、朝起きてまだおしっこが出ていないときくらいですね。成功率でいうと5%くらいでした。
時間は1日どれくらいでトイレ介助をしていたんですか?
学校だと習慣がついているのか、1時間おきにトイレ誘導をしてくれているそうで、出ないと思っていても意外と出ることも多いそうです。
自宅だと1〜2時間とかある程度の時間が経ったらオムツを確認しています。行けそうだったら、「トイレ行く?」と声かけをして抱っこで連れて行きますが5分待っても出なくて、結局オムツでしてしまうという感じでしたね。
DFreeを活用してみて実際に困りごとは解決しましたか?
排尿のタイミングが掴みやすくなり、失敗の回数が大幅に減りました!ほぼ100%に近いくらい成功しています。出るまでに待つ時間があったとしても、おしっこが出ることがわかっていると前向きな気持ちで待てるんですよね。とても助かっています。
オムツの使用量もすごく減りました!以前は1日に6〜7枚使っていたのが、DFreeを使い始めてからオムツを替えなくても済むので、1〜2枚にまで減りました。
困りごと以外でDFreeを便利だと感じたところはありますか?
尿検査のときにも便利でした!
検尿用のシートだと、うちの子は歩行ができないためお尻で移動するので、シートがずれて漏れちゃったりするとやっぱり不快だと思うんですよね。
DFreeだと排尿タイミングの通知が鳴ったらそのままトイレに行くだけだったのでとてもスムーズに尿が採れました。
今後の目標はDFreeを活用してどこでもトイレが成功すること
DFreeを使いながら、今後こうなったらいいな、と思うことはありますか?
DFreeを使えばほとんど完璧にトイレでできるので、今後学校や放課後デイサービスでも使ってもらえればいいなと思っています!
放課後デイサービスだと「全然使ってみるよ!」と言ってもらっていたり、学校でも授業の妨げにならない範囲でDFreeを使ってもらえるようにお話しを進めているところです。
少しでもトイレの成功が増えていくと嬉しいですね
はい!トイレで成功するともちろん私たちも嬉しいんですけど、何より子ども本人がニコニコしてくれてとても嬉しそうなんですよね!周りにも褒められるし、自分でも拍手して喜んでいます。
これから学校や放課後デイサービスなどいろんな場面でDFreeを使って成功を増やしていきたいです!
トイレ誘導のタイミング把握やお子さんのモチベーションの向上にDFreeをご活用いただいているY.Uちゃんのご家族。今後もトイレの成功体験が増えていくことをDFreeも応援しています!
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