トイレ介護の失敗を減らす排泄予測機器DFree
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DFree×見守りカメラで叶える「在宅復帰」- タイミングと動作の可視化で見えた根拠ある自立支援

介護老人保健施設 長浜メディケアセンター

社会福祉法人青祥会

〒526-0828 滋賀県長浜市加田町2984-1 / 介護老人保健施設

104床

2024年3月にDFreeをご導入いただいた長浜メディケアセンターさま。2025年に開催された「第36回全国介護老人保健施設大会」にて、 “DFree” と “見守りカメラ” を組み合わせた先進的な在宅復帰支援について発表いただきました。排泄のタイミングと身体動作の画像を可視化することで、ご利用者の尊厳を守りながら、ご家族も安心できる在宅復帰支援を実現されています。今回は、その活用の背景と具体的な効果について、作業療法士の岡崎さま、介護福祉士の草野さま、支援相談員の樋口さまにお話を伺いました。(インタビュー実施日:2026年1月9日)


活用前の課題

排泄の失敗が在宅復帰の阻害要因。画一的なケアの脱却を目指して

在宅復帰支援の現場では、どのような課題がありましたか?

草野さま
当施設は在宅復帰を目指す施設ですが、排泄の失敗による衣類や寝具の汚染が多く、それがご家族の受け入れを難しくする要因となっていました 。以前は、排尿パターンを把握するために排尿日誌をつけていましたが、毎回尿測を行うことは業務負担が大きく、職員によって記録の精度にバラつきが出ることも課題でした。

また、これまでは定時トイレ誘導を行っていましたが、空振りや間に合わないケースも発生していました。夜間には安否確認も含めて訪室するため、利用者さまの睡眠を妨げているのではないかという懸念もありました。 「漏れてしまうのではないか」というご家族の不安を解消し、根拠のあるケアで在宅復帰を後押しするために、DFreeの活用を決めました。

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DFreeについてご利用者さまに説明いただいているシーン

DFree×見守りカメラの活用

【DFree × 見守りカメラ】で「いつ」「なぜ」を解明する

在宅復帰支援に向けた機器の活用について伺いたいです。

岡崎さま
今回、在宅復帰支援の中で特に成果を上げたのが、DFreeと見守りカメラを組み合わせた活用です。

💡1. DFreeで「いつ」トイレに行くべきかを特定

DFreeの導入により、「膀胱にこれくらいたまったら尿意を訴える」「この時間帯にたまりやすい」という傾向が可視化されました。これにより、不確かなタイミングでのトイレ誘導による空振りがなくなり、その人のタイミングに合わせたトイレ誘導へ切り替えることができました。

💡2. 見守りカメラで「なぜ」発生するのか動作を分析

居室内での転倒や排泄の失敗が「なぜ起きたのか」は、事後の報告だけでは分かりません。見守りカメラ(※プライバシーに配慮し運用)を活用することで、実際の動作を確認しました。 例えば、転倒した際に「トイレットペーパーを取ろうとしてバランスを崩した」ことや、「ズボンの上げ下ろしでふらついている」といった具体的な原因が特定できました。

💡3. データをリハビリと環境調整に直結

これら2つの機器で得た情報は、多職種連携に大きく役立ちました。 「ズボンの上げ下ろしで手が離れる瞬間にふらつく」という課題が見えれば、リハビリ室だけでなく、実際の居室環境で反復練習を行います。また、DFreeで排泄のタイミングを予知しながらトイレ動作の訓練を行うことで、失敗体験を減らし、利用者さまの自信回復にも繋がりました。

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DFreeと見守りカメラを活用してリハビリに取り組まれている

活用効果

衣類汚染・業務負担の減少と、職員の意識変化

活用いただいた効果について、さらに詳しく伺いたいです。

草野さま
2つの機器の活用を経て、在宅復帰支援を促進しただけではなく、さらに大きな効果が得られました。

✨職員の負担軽減と精神的余裕

定時のトイレ誘導やおむつ交換から、根拠に基づいた個別の排泄ケアへ移行したことで、衣類やシーツ汚染が減少し業務負担が減少しました。また、「いつトイレに行きたくなるか」が予測できるため、急な立ち上がりによる転倒リスクへの精神的な不安も緩和されました。

✨利用者さまの尊厳の回復

失禁による不快感が減ったことで、利用者さまが落ち着いて過ごされるようになりました。適切なタイミングでトイレに行き、失禁をなくすことは、自立支援において非常に重要だと感じています。

✨根拠ある「申し送り」でご家族も安心

在宅復帰の際、ご家族への指導内容がより具体的になりました。「この時間帯にトイレ誘導をしてください」「この種類のパッドが適切です」といったアドバイスを、DFreeのデータをもとに作成し「申し送り書」としてお渡ししています。退所前カンファレンスでも具体的な生活リズムを提案できるため、ご家族の在宅介護の不安軽減に繋がっています。

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先進的な在宅復帰支援に取り組まれている職員のみなさま

今後の展望

フロアごとの導入で、より多くの利用者に「個別ケア」を

現在はDFree1台を運用していますが、その効果を実感し、4月からは増台して各フロア(一般棟・認知症専門棟)で活用する予定です 。入所時や退所前の評価はもちろん、今後は病院から退院直後でバルーンカテーテルを留置している方の抜去の検討など、活用の幅を拡げていきたいと考えています。

テクノロジーを活用して「見えないもの」を可視化することは、ケアの質を高めるだけでなく、利用者さまが住み慣れた家へ帰るための大きな力になると実感しています 。今後もサポートよろしくお願いいたします!


DFreeと見守りカメラを組み合わせて活用することで、在宅復帰支援の強化をされている長浜メディケアセンターの皆さま。自宅に戻られるご利用者さまの尊厳ある排泄とご家族さまの負担軽減に向けて、今後も一緒に取り組ませていただければと思います。

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