トイレ介護の失敗を減らす排泄予測機器DFree
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DFree導入で”排泄ケアの良質化”を加速させる

特別養護老人ホーム偕生園

社会福祉法人 島根県社会福祉事業団

〒697-0024 島根県浜田市黒川町 196-1特別養護老人ホーム

介護老人福祉施設 (施設入所) 70名/短期入所生活介護10名

2024年12月にDFree1台をレンタルプラン(6ヶ月)でご契約いただいた、特別養護老人ホーム偕生園さま。園長の高田泰徳さまにDFree導入の背景や今後の展望についてお話を伺いました。
(インタビュー実施日:2025年1月31日)

排泄ケアの見直しと適正化に向けてDFreeを活用

DFreeをご活用いただいた背景を教えてください。

私が当園で感じた排泄ケアの課題として、定時でのケアが本当にその方に適したタイミングなのかという疑問がありました。また、失禁に対応するためにどんどん大きいパッドを使用する流れになっている側面もありました。このような状況に対してスタッフと「何かしら取り組んでいかないとね」と話をしていた時に、DFreeと出会いました。

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特別養護老人ホーム偕生園 園長 高田泰徳さま

DFreeをトライアルしたきっかけを教えてください。

DFreeはおむつメーカーさん経由で知りました。

当法人の他の特別養護老人ホームで先にDFreeのトライアルをしていて、その結果報告書とともに当園にもトライアルのお誘いがありました。「DFreeのデータをもとに入居者さまの定時誘導のタイミングを変更できた」という内容の報告書でした。当園も同じような排泄ケアの悩みを抱えていましたので、トライアルができるならばぜひやってみたいと考えました。

トライアルについて現場に話を持って行った際に、乗り気のユニットリーダーがいました。スタッフに話をしてみて「めんどくさいですよ」とか「忙しいですよ」という意見が出るようなら、いくら説得しても難しいかなと思ったのですが、「やってみたいです!」「いいじゃないですか!」という声を聞いて、トライアルをお願いすることにしました。

スタッフの「使いたい」気持ちを尊重

DFreeを使う前に懸念点はありましたか?

一番はスタッフが使ってくれるのか、興味を持ってくれるのか、ということが気になっていました。結果があまり出なかったり、わからないことが出てきたりしたら、使うのをやめてしまうじゃないですか。

私としては、仮に当園で結果が出なかったとしても他の施設では成功事例があるわけで、良い機器であることは感じていました。私自身が「良いものだから使っていこう」という風に持って行って、スタッフの誰か一人にでも響いてくれれば、そこから花が咲くと考えていました。

トライアルではどのようなことを実施しましたか?

3つのユニットでトライアルを実施しました。一番興味を持ってくれたユニットリーダーが所属するユニットから使い始めました。排尿パターンに沿ったトイレ誘導を実践できるように、DFreeで尿のたまり具合を確認して、尿のたまっている時間帯にケアを行いました。

スタッフがDFreeを知らない状態からスタートしましたが、ユニットリーダーが使用方法をうまく説明してくれたことで、すんなり運用できていたようです。

その結果、膀胱の状態や尿のたまり具合が目で見てわかるので、スタッフからも「ぜひとも導入した方が良いよね!」という声が上がってきました。スタッフも関心を持って取り組むことができ、入居者さまにもプラスの効果があった点が非常に良かったです。

もちろんなかなか効果が見られなかった入居者さまもいらっしゃいましたが、その中で効果がきちんと目に見えてわかる事例があったのは大きなポイントだったと思います。

感覚だけに頼らない排泄ケアを施設全体で展開する

DFree導入時のお考えを教えてください。

私が15年ほど前に特別養護老人ホームのケアマネージャーをしていた頃、実は残尿測定器を導入して活用していました。その当時も効果が出ていたので、当園ではぜひDFreeを活用していきたいという想いがありました。また、科学的な機器を導入することで、感覚だけに頼らない排泄ケアを実践していく必要性を感じていました

今後の展望を教えてください。

1点目はDFreeの使用を継続することです。

まずはコアとなる排泄ケアチームがDFreeを活用して、それから施設全体に広めていこうと考えています。現在は担当者を中心に運用してもらっていますが、担当者を支えてくれる介護現場のリーダーの育成が必要だと考えています。介護現場のリーダーがDFreeの使用方法や効果を知って活用していかないと、せっかくレンタルしたのに使われなくなってしまっては意味がありません。

2点目は排泄ケアの良質化です。

当園は以前からパッドやおむつの適正使用にこだわりを持って取り組んできましたが、行き詰った感じがしておりました。経験則に頼った排泄ケアではなく、DFreeで排泄ケア自体をもう一度きちんと見直して、良質なケアができるようにする必要があると考えています。そのためのアイテムの一つとしてDFreeを活用していきたいと思います。それができる施設、売りにできる施設になりたいです。

3点目はDFreeを使った効果を全てのユニットに伝えていくことです。

DFreeを今使用しているユニットと、その隣のユニットの職員は少しDFreeのことを知っていますが、他のユニットはどんな取り組みをしているのかわからないという現状があります。「こういう機器を使って、こういう効果があって、入居者の方にこんな変化があったよ」ということをきちんと伝えていく。そこから関心を持ってもらうことが必要かなと思います。こまめに現場に情報発信をしていくことがDFreeの活用を広めていく第一歩だと考えています。


DFree活用の輪を施設全体に広げていただけるよう、分析レポートのご案内やZoom相談会の開催を通じて、少しでも偕生園の皆さまのお力になれればと思います。

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