トイレ介護の失敗を減らす排泄予測機器DFree
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排尿ケアの改善に向けて「DFree委員会」発足!

DFreeをご導入後、「DFree委員会」として排尿ケアの改善に向けて活動を続けられている特別養護老人ホーム相生荘のみなさま。「明るく、安心で、快適な生活を。」をモットーに、人格を尊重した思いやりのある温かい福祉施設を目指されている介護職員さまに、DFreeの活用背景や効果、今後の展望についてお話を伺いました。
(インタビュー実施日:2024年3月14日)

職員負担の軽減に向けてDFree導入

DFreeをご導入いただいた背景について

日頃、ご利用者さまへの排泄介護でタイミングが合わない難しさを感じていました。衣類やリネンへの尿汚染が多く、ご利用者さまも不快感があり、職員としても交換対応において負担を感じていました。

そのような時に、テレビで排泄予測デバイスを知り、排泄介護における課題を改善することができるのではないかと興味を持ちました。

DFreeを活用することで、日々働いている職員の排泄介助における負担を少しでも減らしたいと思ったことが、DFreeを導入した背景です。

施設内で「DFree委員会」発足!

DFreeご導入後の動きについて

DFreeの導入後説明会をしていただいた後、各ユニットの排泄ケア担当を集めて「DFree委員会」が発足しました。初めて使用する排泄予測デバイスであるため、担当者を決めて円滑に運用できるように取り組みました。

各ユニットの担当者が他の職員へDFreeの運用方法やケアの見直しについて、意識的に周知を担うことで、より運用の定着を早めることにつながったと思います。最近では、担当者以外でも積極的に取得した尿のたまり具合データを確認する姿もみられています。

新しい機器への興味や抵抗感などは、職員人それぞれではありますが、興味のある職員がちょこちょこと周りに声かけをしたり、メモ用紙で周知したりして取り組んでいます。

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DFree委員会のみなさま

「DFree勉強会」を開催し更なる周知へ

去年10月に開催した勉強会の反響について

担当者以外の職員が勉強会に参加してもらったことで、DFreeについて伝えきれていなかったところを周知できたと思います。さらにDFreeを活用していく良いきっかけになったと感じています。

勉強会後、参加いただいた職員さまよりアンケートをご提出いただきましたので、紹介させていただきます。(現場職員さまのアンケート回答引用)
    • DFreeの使用方法について丁寧に説明した頂きありがとうございました。データをPCで確認できることを知り、さらに活用できると思います。
    • DFreeの今まで知らなかった点を知ることができ、装着位置とジェルの量等、正しい使用方法が学べた。
    • 普段なんとなく装着していたが、使い方を再認識することができた。
    • DFreeの使用確認と、対象者を選ぶ時の参考になりました。
    • DFreeを使用し、なるべく一人一人のタイミングに合わせたケアを行なっていきたいと思いました。
    • 毎月行っているDFree委員会ですが、職員への周知が遅れていました。直接メーカーの方に説明をして頂くことで、委員会だけでなく「自分も参加している」という意識を持ってもらう良い機会になりました。
    • 勉強会でお話を聞き、自分も付けてみたいと思いました。
    • DFreeの正しい付け方を教えて頂き、ありがとうございました。次の勉強会も参加してみたいと思いました。
    • 今日勉強会で学んだので、DFreeをもっと上手に使用していけたらと思います。
    • 会社の方の説明がとてもわかりやすかったです。対象者を選ぶことが一番難しいので、今回教えてもらった事を有効に活用できればと思いました。

排尿傾向に合わせて定時介入の優先順位を決める

DFreeのご活用方法について

DFreeは、主に排尿傾向をつかむアセスメントツールとして活用しています。定時のトイレ誘導やおむつ交換の中で、最初に介入する方と最後に介入する方では、時間差が1時間ほどあるので、その優先順位をつける目的での活用が多いです。

排尿傾向がわかれば、定時で介入している中でも、前半に介入した方がご利用者さまのタイミングに合っているのか、後半に介入した方がいいのか目安となります。

排尿量が多い方に対しては、職員の経験で時間をずらして調整していましたが、より可視化できるDFreeのデータがあると、より明確にタイミングがわかるので助かっています。

これまでは、自分の経験と他の職員の経験で得られた情報をまとめていましたが、それらに合わせて、数値として目に見えるものがあると、ケアの質が大分違うと感じています。

新しい職員がベテラン職員に近づく要素となる

ベテラン職員は、経験を活かして排泄介助をしていますが、新しい職員の場合は、介入する時間帯やおむつの当て方など、失敗して経験を積むしかない部分があります。例えば、夜間排尿量が多く衣類への尿汚染がみられるご利用者さまに対して、予防しようと早めに介入すると、逆に朝方に多くの尿汚染がみられてしまうなどです。

そういう時に、DFreeのデータがあれば活用できるので、経験値の浅い職員がベテラン職員に近づく要素になると思います。

ご利用者さまの健康管理に向けたDFreeの活用

今後のDFree利用における展望について

排尿しきれていない可能性のある方に、DFreeを活用したいと考えています。膀胱留置カテーテルの挿入歴がある方や流出が良好ではなく詰まりやすい方など、痛みや感染症を誘発する前に早期に対応できるようにしたいです。

また、ご利用者さまだけではなく、職員の対応としても円滑にしたい意向があります。日勤帯であれば、医務室と連携してカテーテルの交換など早期に対応できますが、夜間帯の場合は、病院に救急搬送して対応することになるため、現在の人員体制では正直難しい部分があります。そのため、DFreeを活用して事前に対応できると嬉しいです。

最近、併設されていた病院が移転されることになり、医療連携における課題感がより表出されました。膀胱の見える化によって、早期に対応できるようにしていきたいと考えています。

その他、自立排尿されている方においても、転倒予防としてDFreeを活用したいと感じています。ご自身で車いすを自走されている中で、尿意切迫感があると転倒リスクが高まるため、そのような場合の安全対策として使用できると嬉しいです。尿のたまり具合に合わせてトイレの声かけをすることで、余裕をもってトイレに行っていただくことができ、安全に排尿していただけるように介入したいと考えています。


DFree委員会を発足し、DFree活用の場を広げてくださっている相生荘の皆さま。
「人格を尊重した思いやりのある温かい施設を目指します」という施設理念に沿ったケアに向けて、少しでもお力になれるよう、今後も一緒に取り組ませていただければと思います。

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