排尿予測デバイスDFreeは年齢問わず、さまざまなケースでお使いいただいています。使い方は多様なため、実際にどのように生活の中で導入いただいているのか、ぜひ知っていただけましたら幸いです。
今回はDFreeを利用してみた感想を、もうすぐ4歳になるお子さんを育てるH.Nちゃんのご家族にお伺いしました。
H.Nちゃんのケース
- 年齢: 3歳の女の子
- 疾患: 滑脳症、神経因性膀胱
- 利用している福祉サービス: 児童発達支援
- 障害の程度:
- ・自立歩行やコミュニケーションが困難
- ・身体障害1級
DFreeを導入した理由は「夜間の導尿タイミングの把握」
DFreeを導入したきっかけは何だったんでしょうか?
最初にDFreeを知ったのは、子どものための福祉用具展「キッズフェスタ」のInstagramでした。子どもは自分で排尿することができなくて導尿が必要なんですが、お腹が張りやすいので病院でおしっこやガスなどお腹に溜まっているものを見てもらうことがありました。病院では超音波を使ってお腹の中を見てもらっていたので、「家でも超音波の機械が使えたらいいのにな」と思っていました。
そんなときに、ちょうどDFreeのことを知って試してみたいと思いました。
その時は何に困っていたんですか?
常にお腹の張りを気にしないといけないことに、負担を感じていました。
導尿を適切なタイミングで行わないと、尿がお腹に溜まり続けてしまうのでお腹が張って、筋緊張が起きてしまうんです。筋緊張から痙攣を起こしてしまうこともあります。
おしっこが溜まるスピードはその時々によっても変わります。日中は想像以上にスピードが早いときがあり、気づいたときには筋緊張が起きてしまっていることがありました。
特に、夜間だと隣に寝ていてもお腹の張りや筋緊張にすぐに気づいてあげられないことがあり困っていました。夜間は基本的にはおしっこは作られないので溜まらないんですが、昼夜逆転してしまうと日中と同じように溜まってしまうんですよね。
DFreeを使う上で期待していたことはありますか?
「夜間の導尿タイミングが把握できそう!」と期待していました。
DFreeはおしっこの溜まり具合を音でお知らせしてくれるので、夜間でも緊張が入る前に導尿してあげられるんじゃないかと思いました。
特に、タブレットだと音が大きいので思った通りの使い方ができました。
筋緊張より前に導尿するためにDFreeを利用
DFreeを導入する前はどのようにトイレをしていたんですか?
最初は自力で排尿をしていましたが、生後4か月頃から自力で排尿ができなくなりました。それ以来ずっと導尿を行っています。導尿は1日8回、約3時間おきに行っています。
平日は基本的に私(お母さん)が介助をしていて、児童発達支援施設に通っている間は看護師さんも2、3時間おきに導尿をしてくれます。
DFreeを活用してみて実際に困りごとは解決しましたか?
はい。DFreeを使うことで、おしっこの溜まり具合を通知で把握できるようになったことで、夜間の導尿タイミングがわかることが助かりました。
お腹の張りを確認する回数が減ることで、日中の負担感も軽減されました!予想外でした!
実際使ってトイレのお悩み軽減の可能性を感じられた
DFreeを実際に使ってみた感想としてはいかがでしたか?
DFreeのお試し中に様々な人とDFreeについての話をする中でも、トイレの悩み軽減の可能性を感じることができました。児童発達支援施設にもDFreeを着けて通っていたら、看護師さんが「いいね!」とすごく興味を持ってくれたんです。
子育て中のお友達にDFreeの話をした際は、「トイレに座ることはできるけど、意思表示が難しいという子にも使えそうだね!」と話して盛り上がりました。
特に、H.Nちゃんのご家族が可能性を感じたポイントがあれば教えてください!
介助をしている中で私自身、DFreeによる負担軽減を実感できたことが大きいです。
また、費用面も最初は心配要素でしたが、港区では自治体の日常生活用具認定が下りているという部分にも現実的な導入の可能性を感じました。今後も自治体のサポートが他の地域にも広がるといいなと思います。
導尿タイミングの把握や、夜間の筋緊張防止にDFreeをご活用いただいているH.Nちゃんのご家族。これからも介助の負担が少しでも軽減されるようにDFreeも応援しています!
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