トイレ介護の失敗を減らす排泄予測機器DFree
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排泄介助に心のゆとりを──長年のお悩み解決をDFreeがサポート

利用者情報

後期高齢女性

女性78歳) / 要介護 4

認知症 / うつ病 / 尿意がわからない / 排尿のタイミングがわからない

今回ご紹介するのは、78歳(取材当時)の奥さまを在宅で介護されているYさまのケースです。
尿意がわからないため排尿のタイミングが合わず、排泄介助に悩んでいたYさま。「尿のたまり具合を確認したい」という思いからDFreeをご利用いただいております。購入のきっかけや活用方法、そして、その後の生活の変化についてお話を伺いました。
(インタビュー日:2025年9月18日)


基本情報

・要介護度:要介護4
・疾患:認知症、うつ病、大腿骨骨折
・介護体制:夫(Yさま)が妻を介護
・排泄介助方法:ベッドから車いすに移乗し、トイレに移動(夜間はポータブルトイレ)

十年来のトイレのお悩み…「1時間に何度も」から「尿意が分からない」状態へ

──DFreeを使用される前の排泄状況やお悩みについて、教えてください。

10年以上前からうつ病で治療をしていました。薬の影響かは分からないのですが、以前は尿意がすごく強くなってしまい、1時間に何度もトイレに行っては尿が出ない、という状況が長く続きました。泌尿器科にも通院しましたが原因ははっきりせず、心因性のものかもと言われていました。

その後、頻回な尿意は徐々に落ち着いたのですが、今度は逆に尿意がわからなくなってしまいました。そのため今は、2時間に1回時間を決めてトイレに誘導しています。根拠もない中ですので、2時間に1回行って、その中で当たればいいな、という感覚です。実際は4〜6時間に1回くらいの排尿間隔なので、ほぼ出ないのが現状で、タイミングが合わないんですよね。それでも、普段はほぼ寝たきりなので、体を起こして少しでも体を動かすために2時間に1回のトイレ誘導を続けています

タイミングが合わずに漏れてしまった時は、おむつの外まで漏れてしまうこともあります。排尿量が毎回同じなわけではないので、時々そういうことがあります。用心のためにベッドには吸水シーツを敷いています。

尿のたまり具合の可視化と、排尿タイミング把握に期待

——DFreeを知ったきっかけを教えてください。

尿意がわかればいいな」と考えていた時に、半年ほど前に新聞記事でDFreeを知りました。泌尿器科でエコーを当てるのと同じ仕組みで、たまり具合が簡易的に確認できるからいいな、使いたいなと思いました

その後、ネットでも検索して、ケアマネジャーに相談しました。無料お試しを申し込んで、購入までの手続きはケアマネさんの方で調べてやってくれました。

——お試し前に不安だった点などはありますか?

一番は、本人が嫌がらずに着けてくれるか、という点でした。

——DFree購入の決め手について教えてください。

2時間に1回のトイレ誘導はリハビリ目的で継続するとして、「そろそろたまってきたな」というのはやっぱり知りたいと思っていたからです。そろそろトイレのタイミングだろう、ということがわかれば、用心深く本人の様子を確認するとか、一度トイレの時間を調整してみようとか、工夫ができるのではないかと。

おむつに尿が出た状態で時間が経ってしまうのはかわいそうですし、仮におむつに出ていたとしても、分かった時点で早めに取り替えたいと考えていたのも理由の一つです。
ベッドに横になっている時間が長いので、おむつかぶれなどの支障が出る可能性がありますから、できればこまめに交換したいし、トイレに行けるならトイレで排尿してもらいたい、という想いもありました

それから、夜間のトイレ誘導にも役立ちそうだと考えていました。今までの経験上、毎晩2時半にポータブルトイレに誘導していたのですが、これも、尿がたまってきたとか、まだたまっていないとかが事前にわかれば、起きるべき時間がピンポイントでわかるのではないか?ということです。夜中に2回も3回も起きるわけにはいかないですからね。

──ご利用前に気にされていた、装着についてはいかがでしたか?

専用の装着用シートだと本人が嫌がったのですが、別の装着具として「ゲルパッド」を使うことで本人も嫌がらずに測定できていたので、問題ありませんでした

ゲルパッドについて.jpg

尿がたまってきたことがわかる安心感

——DFreeを使い始めて、どのような変化がありましたか?

尿意がハッキリしていないので、DFreeの数値が9〜10になってもすぐに出ないこともあります。膀胱の機能的に、タイミングがバッチリ合うことは難しいと考えています。なので、日中はタイミングが合わないこともあるものの、夜間は以前よりも正確なタイミングでトイレに行けるようになった印象があります。

そのほかにグラフや排泄記録表も活用しています。振り返ると、「だいたいこのあたりで排尿していることが多いな」という傾向がわかってくるので、過ごし方の参考にしています。

たまり具合がわかるのとそうでないのとでは、介助する側の心構えが違います。「そろそろには違いないな」というのがわかりますから。たとえ今回出なくても、「たまってきているから、もう少し時間が経ったら出るかな」という予測はできますね。たまり具合によっては、2時間経つ前にもう一度行っておこうか、などと臨機応変に対応できるようになり、気持ちが楽になりました。たまり具合やトイレのタイミングの目安を教えてもらえるのは助かっています。


Yさま、貴重なお話をありがとうございました。
トイレ介助のお悩みがDFreeにより軽減され、安心感につながったことを大変嬉しく思います。DFreeがお二人にとって快適にお過ごしいただくための一助になっていれば幸いです。弊社はこれからも、ご利用者さま、介助者さま双方のお悩みの解決にお役に立てるように、製品開発とサービス向上に取り組んでまいります。

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